アメリカTop-MBA留学記

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君はスティーブ・ジョブズか?(MBA・学歴の必要性)

私がMBAに行くと知った人からよく、

MBA取るのって意味あるの??」

と言われました。。

この言葉の真意は「MBAって意味ないと聞くけど、そんなのに行くのってバカなの?情弱なの?」ってことなんだと思います笑

実際にYoutubeや雑誌などでもMBAは意味がない、と声高に言っている人を多く目にします。
その人達の主張はだいたい「MBAなんか取らなくても成功できる」ということで、その裏付けとして「だってMBAなくても成功している人はたくさんいるから」というもの。

たしかに、みんな大好きスティーブ・ジョブズも憧れのイーロン・マスクMBAを持っていない。日本でいえば、松下幸之助もそうだ。それどころか一流の起業家の中には大学を卒業していない人もいる。

そして彼らは、「だからMBAは不要なのだ」という一見すると筋道が通っている主張をしてくる。

ただこれらの主張は前提がゴッソリと抜けていることに皆さんはお気づきだと思う。全員がスティーブ・ジョブズのような先見性を持ち、イーロン・マスクのような様々なことを具現化できるような能力を持っていれば、たしかにMBAや大学は必要ないかもしれない。

しかし、みんながこれらの起業家のようにスペシャルな才能を持っているわけではない。そして、そのスペシャルな才能を持っていたとしても、その適材適所を知らない人だっている。

だから、大学や大学院・MBAを通して自分に合う分野を見つけて、試してみることだけでも、だいぶ価値があることだと思う。ビジネスの世界ではなかなか失敗は許されないが、学校の中では失敗できるからだ。

プロ野球選手にだって、高校からすぐにプロ入りする人もいれば、大学・社会人と経てプロ入りする人もいる。松井秀喜イチローが高校から直接プロに入ってメジャーリーグでも活躍したからと言って、大学・社会人を経由してプロ入りするのはナンセンスとはならないはずだ。

ビジネスも一緒だと思う。残念ながら、私はビジネスにおいて素晴らしい才能はないと思う。そして、どこの分野で活躍できるか、ということもMBAに行く前は理解していなかった。ただMBAの2年間を通して、様々な分野のビジネス的な要素を見て勉強していくなかで、自分が輝ける分野を発見でき、それに挑戦する権利を得られたと思っている。

だから、MBAや大学院に行くかどうか悩んでいる人やMBAや大学院を無意味だと思っている人に問いかけたいのは、「あなたはスティーブ・ジョブズほどの才能を持っているのか?」ということ。